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【経営分析入門】実際のお仕事について解説します。

普段は会社で経営分析を担当しています。現在経営分析のお仕事に興味があるけど、あまりイメージがわかないという方の参考になれば幸いです。

経営分析の仕事とは

文字通り社内の経営データを分析して経営者の判断材料となる提案をしていくというお仕事になります。
といっても、ただひたすら机で分析しているわけではなくて、日常的なデータ処理の雑務もありますし、社内の経営に関する会議などの準備など庶務的なこともやらなければなりません。
この辺の業務をどれだけ効率的に処理するかで、分析に当てる時間が決まるといって過言ではありません。
※この辺の事情は組織によってまちまちだと思いますし、そもそもこういうお仕事時代が存在しない(社長や取締役がやってる)ということもあるでしょう。

分析に必要な3つの能力

この仕事に必要と考える3つの能力です。

・データ処理力
・分析力
・プレゼンテーション力

これらの能力が高いと仕事で役立つでしょう。

ただし、いきなり3拍子揃っている必要はないと考えています。
僕自身、完全に未経験でしたから、やっているうちに多少身につきました。
やる気の問題で誰でもできます。

では具体的にどの程度必要なのか見ていきましょう。

データ処理

新人であれば、Excelのピポットテーブルと関数をほどほどに使えるようになれば問題ないでしょう。
具体的にはネット検索や、すでに作成されているものの使いまわしコピペで十分でしょう。

大切なスキルではありますが、
ここにあまり時間をかけていては分析という仕事の本質にたどり着けません。
軽く理解する程度で良いでしょう。

様々なデータ加工ツール

大量のデータを処理するためには、MicrosoftのAccessが使われています。
現状社内のほとんどがExcelとAccessで構成されています。

そのほか、Tableauなどの民間企業が提供するデータベースサービスも一部で使っています。

あらかじめこれらの知識を身に着けておくと役に立つでしょう。

自動化ツール

RやPythonなどを学んで、プログラミング言語を習得することで作業が高速化する可能性は極めて高いです。こういった自動化とは親和性があります。分析に時間を割きたいので、有効活用したいところです。
RPAも社内で導入されており、一部で活用されています。僕は使ってません。

この辺の生産性って追及していくと逆に沼にハマっていく可能性もある気がするので、
あまり深入りして本質を見失わないようにしないといけません。

データを分析するスキル

あたりまえですが、最も重要なスキルです。

経営上発生するデータを見て、経営に生かせそうな情報を探すわけです。
そのためにも、経営状況を可能な限り的確に把握できなければなりません。

そのために必須の基礎知識が、以下の財務分析です。

財務諸表を読み解く=財務分析

財務諸表を読み解くことを財務分析と言います。

主にB/S、P/L、CF。

B/Sはバランスシート、貸借対照表。
P/Lは損益計算書。
CFはキャッシュフロー計算書のこと。

これらの中の数字を活用して分析するのですが、
4つの分析方法が有名です

① 収益性
② 生産性
③ 安全性
④ 成長性

これらの指標活用することで他社や業界の標準と比較したりします。

外部環境分析を理解する

上記に加えて
自社をとりまく市場を始めとした会社の外部環境の理解、分析は必須です。
社会情勢や人口動態などを考慮することは中長期的な戦略を練るには欠かせません。

同業他社分析は、経営層を納得させやすいです。他社はこうやっているという情報は明確ですからね。

プレゼンテーションスキル

集めたデータを加工して、分析して終わりではありません。
提案しなければ意味がありません。

時には経営層へ説明も必要です。

資料の作り方、話し方などを勉強しておくとよいでしょう。

まとめ

経営分析の仕事について、ざっくりとですが必要な用語など理解していただけたでしょうか。
業界や組織の形態で様々だと思いますが経営情報というデータを扱うので、ITリテラシーや、会計の知識が必要です。
いずれにせよ会社の上流でデータを活用する仕事はやりがいはありますし、勉強になることも多いです。
ただ、僕自身は現場を数年ガッツリやってからこの仕事につきましたので、現場経験は必要なことは明らかです。でなければ事業の本質的なこともわかりません。

おまけ ただのメモ

<インプットとアウトプットについて>

どんな仕事もそうですが、特に情報を取り扱う仕事って何で評価されるかというと
アウトプットの量ですね。

インプット 
①現場からのヒアリング
②経営指標の分析
③自主勉強、講習会への参加

情報の整理

アウトプット
①プレゼンテーションの回数を重ねる
②講習会の開催
③ブログ、SNS(非公式)

当然
インプットよりもアウトプットの量を増やすべき

その割合については
input:ouput = 3:7

くらいのイメージで始動して3か月程度で2:8へアウトプットを増やしたい。

  • この記事を書いた人

Pさん

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