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「売る」を意識してから買う、投資運用が絶対に必要な理由

投資を始めると、まずいつ買うか、いくらで買うか?という疑問が生じるはずだ。
当然だ。これからお金を出して買うのだから。

だが、投資は食料や日用品を買うのとは違う。投資をやる理由は売却して利益を出すことだ。

そのためには先に考えておくべきことがある。そう、いつどのように売るか?だ。

「売る」は投資のスタイルに関係なく最も重要なこと

投資には、短期投資と長期投資がある。短期にも1日で売買を繰り返すデイトレードや1日から数日の値動きで利益を出すスウィングトレードという方法がある。買ったまま数年間から数十年保有し続ける方法が長期投資だ。

投資方法はいくつもあるが、その違いを決定しているのは「売る時期の違い」だ。

つまり、上がった時点のいつ売るのか、明確な答えを持っていないならば買うべきではないのだ。

例えば短期のつもりで買った株が想定以上に上がったからと言って、予定よりも長く持つということがあるとしよう。投資的にはこれは失敗だ。短期で買ったのなら予定の価格になったら売るべきだ。

逆に、長期で買ったものが一時期的に値が下がりそうだからと言って、売却することも違う。
いずれにしても、売却の時期を簡単に変更すべきではない。

買った時点で売り時が決まっていなければならない。

ビットコインを「長期的に上昇」と考えているのになぜ売るのか?

長期保有を意識した投資としてわかりやすいビットコインの例を出す。
ビットコインが将来1000万円に到達すると考えて400万円で買ったのならば、一時期的に下落したとしても絶対に売ってはいけない。もし、仮にあなたが400万円で買って600万円になり、一度500万円になりそうだからと途中で売ることを考えたとする。当初1000万円まで上がると想定したのなら、売ってはいけない。正解は本当に500万円になったらそこで「ビットコインを買い増す」ということだ。

これは、ここへ書くと簡単なように見える。だが実際には短期的な利益に目がくらむことはよくある。

例えば、これが今400万円のビットコインが600万円になったら下落すると予想している。1000万円までは上がらない。と考えるなら600万円で売るのが正解となる。

つまり、自分で考えた売り時、売値のルールを守ることが正解なのだ

※これは一例を示すための記述であり、ビットコインを買うのを推奨しているわけではない。

あらゆる投資に出口戦略から考えるべき


適当に買って適当に売るというのでは一時期的に利益が出せても続かない。

投資は売却というプロセスがなければ絶対に完成しない。投資でもこの意識を出口戦略というが、売却価格、売却時期が明確でないならば買うべきではない。
もしうまく売却できない場合、投資額のすべてを失うことになる。

逆に言えば、売却プロセスから逆算して買う。このルールを守ればよい。単純にいついくらで売るのか。その答えが自分の中で明確なものを買うのだ。

適当な気持ちでやっていてもいずれは淘汰される。市場の相手は素人もいるだろうが、ほとんどプロだ。個人投資家であっても、自らもプロにならなければ絶対に勝ち続けられない。

利益の大小ではなく、プロセスを重視すること

上のビットコインの例では、私たちは短期的な利益を求めがちな故の過ちを示した。
この場合、長期的に期待している投資対象に対し、ここで売って、下がったらまた買おう。という考えは捨てるべきだ。万が一タイミングを逸して価格が上昇してしまえば、もっとも後悔するのは自分自身になる。

もちろん短期の波に乗って利益を出すことも重要だ。逆に短期的に買ったつもりが、欲に目をくらんで期間を延ばすことをしてはならない。これも自分の設定した出口戦略を無視した行動となるからだ。

利益の大小ではない。こうした売却までの購入プロセスを通じて、成功体験を積み重ねることにもっとも価値がある。勝ち続けるための一生のスキルだ。

努力は必ず報われる。
自分を信じよう、その結果がどうあれそのプロセスに価値と成果がついてくるだろう。

  • この記事を書いた人

Pさん

Verykabu.jpを運営しています。伝統と革新の融合を軸に日々活動しております。本ブログサイトでは、仕事のことから個人的なこともまでざっくばらんに発信しております。ぜひお楽しみください。

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