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Fiora R(for Researcher)コンセプトイメージ


現在、検討している事業コンセプトです。Fiora(フィオラ)という事業を構想しています。事業モデルは同様ですが、R(研究者向け)とA(アーティスト向け)という二つのサービス展開を考えています。まずは、産業ニーズや政策ニーズの高い研究者向けのサービスを展開したのち、アーティスト向けのサービスを並行してリリースしたいと考えています。

本稿で示すFiora for Resecherでは、研究者とステークホルダーをつなぐ究極のグローバルプラットフォーム(例:研究者版LinkedIn✖️金融システムを実装する)を構築することを念頭に置き、以下に想定する手順例を示します。特に、最初はWebブラウザ向けアプリケーション(Webアプリ)で試作版(MVP)をローンチし、その後スマホアプリへ展開していく流れを想定しています。

1. コンセプト定義・企画フェーズ

  1. ターゲットユーザーとバリュープロポジションの明確化
    • 対象:研究者、企業の採用担当者、R&D部門のマネージャー、大学・研究機関の人材コーディネーターなど。
    • 彼らが欲している機能・価値は何か(研究成果の発信、研究者情報のデータベース、マッチング機能など)。
  2. 競合調査と差別化ポイントの明確化
    • LinkedInやResearchGate、Google Scholar Profilesなど、既存プラットフォームを調査し、自社プロダクトならではの独自性(研究テーマによるマッチング、特定領域に特化したネットワーク構築機能、特許や論文データベースとの連動など)を明確にする。
  3. マネタイズ戦略・ビジネスモデルの検討
    • 無料会員・有料会員(プレミアム機能)
    • 企業からの求人掲載料、研究プロジェクト募集枠の販売
    • 大学・研究機関向けの管理ツールの有償提供など
  4. 初期機能リスト作成(MVPスコープ決定)
    • 研究者プロフィール機能(経歴、研究分野、論文・特許一覧)
    • 企業・研究機関の募集要項掲載機能
    • 基本的な検索・フィルタリング・タグ付け
    • メッセージング機能(シンプルなダイレクトメッセージ)

2. 設計・プロトタイプ作成フェーズ

  1. UI/UXデザイン
    • シンプルなユーザー導線を確保
    • モバイル拡張を見越したレスポンシブ対応(PC/タブレット/スマホ画面でも利用可能なUI)
    • 研究者情報の見やすさ、論文リストや研究実績をわかりやすく表示する工夫
  2. アーキテクチャ・技術選定
    • バックエンド:スケーラビリティを意識したフレームワーク(Node.js + Express、Ruby on Rails、Djangoなど)
    • フロントエンド:React、Vue.js、Next.jsなどのSPA/SSR対応フレームワーク
    • データベース:PostgreSQLやMySQLなどのリレーショナルデータベース+検索最適化のためのElasticsearchなど
    • 認証・セキュリティ:OAuth 2.0対応(Google, LinkedIn, ORCIDなど既存研究者向けIDとの連携も検討)
  3. クリックダミー・プロトタイプの作成
    • FigmaやSketchなどでワイヤーフレームやモックアップを作成
    • PoC(Proof of Concept)的に一部機能を実装してユーザーテスト

3. 初期開発フェーズ(MVP構築)

  1. ユーザー登録・認証機能の実装
    • 基本的なEメール登録+パスワード、または研究者向けID(ORCID)ログイン対応
    • 2段階認証やパスワードリセット機能の実装
  2. プロフィール管理機能の実装
    • 研究者プロフィール編集(写真、経歴、研究分野、論文リスト)
    • 企業アカウント向けには会社概要、募集職種・研究テーマ掲載機能
  3. 検索・マッチング機能の実装
    • 研究分野・キーワードによる研究者検索
    • キーワードや要件による企業・研究課題検索
    • 将来的にはレコメンデーションエンジン導入を検討
  4. メッセージ機能の実装
    • シンプルな1対1チャット機能
    • 必要に応じて会話ログの保存・検索
  5. テスト・デプロイ(ベータ版リリース)
    • テスト環境でバグ修正・パフォーマンスチューニング
    • クローズドベータ(特定の研究者・企業)でフィードバック収集

4. ベータテストとフィードバック収集

  1. ユーザーフィードバックの収集
    • 研究者・企業双方に利用感想をヒアリング
    • 改善点、機能追加要望を整理
  2. データ分析
    • ユーザー行動分析(滞在時間、プロフィール閲覧数、マッチング率など)
    • 改善サイクルへの反映
  3. 改善&機能拡張計画
    • フィードバックをもとにUI改善、性能向上
    • 次フェーズでのスマホアプリ開発に向けてAPI設計最適化

5. スマホアプリへの展開計画・実装

  1. APIベースのアーキテクチャ整備
    • スマホアプリ(iOS/Android)用に共通バックエンドAPIを用意
    • GraphQLやREST APIを利用して、モバイルからのアクセスを簡素化
  2. モバイルUX特化機能の設計
    • プッシュ通知(新規マッチング、メッセージ到着)
    • カメラ・写真アップロードの簡便化
    • モバイルでのプロフィール編集容易性確保
  3. クロスプラットフォームフレームワーク検討
    • React Native、FlutterなどでiOS/Android対応を効率化する
    • Webアプリとのデザイン共通化戦略
  4. ネイティブアプリ開発・テスト
    • Beta版アプリを限定リリース(TestFlightやGoogle Playテストチャンネル)
    • フィードバック収集・改善

6. グローバル展開とローカライズ

  1. 多言語対応
    • 英語・日本語を基本に、中国語、ドイツ語、フランス語など、主要研究拠点国向け多言語化
    • UIテキスト、メールテンプレートの翻訳・ローカリゼーション
  2. 法規制対応・プライバシーポリシー整備
    • 各国のデータ保護法規(GDPR等)への対応
    • 利用規約、プライバシーポリシーの国際対応
  3. 支払い・課金機能の国際対応
    • 各国通貨対応
    • 国際的な決済ゲートウェイ(Stripeなど)の利用

7. 継続的改善・スケール

  1. パフォーマンス最適化・インフラ拡張
    • CDN、負荷分散、クラウドベースのスケーリング(AWS, GCP, Azure)
    • 大量アクセスを想定したアーキテクチャ改善
  2. 高度な機能開発
    • AIによる研究テーマと応募要項のマッチング精度向上
    • レコメンデーションエンジンの高度化
    • 機械学習によるプロフィール評価、適合人材推薦
  3. コミュニティ機能拡充
    • カンファレンス告知、グループ機能、質疑応答フォーラム機能の追加
    • 動画面談機能やウェビナー機能の実装検討

以上です。上記は既存の事業モデルで言うと、クラウドファンディングとマッチング機能の掛け合わせのようなイメージになるかと思います。
既存では、キャンプファイアやトークン発行プラットフォームであるフィナンシェなどが近いと思います。しかし、私のイメージはもっと異なる形ですが、現在のところ構想段階でしかありません。求めるのは、作る過程において、現在の創造性を遥かに上回るサービスを作ることです。これまでに存在し得なかった形態になるのではないかと思います。現在、私も含めて誰もが創造的し得ない事業モデルにしたいと考えています。ぜひ、一緒に実現できる方を探していますので、ご興味のある方はご連絡ください。創造性にあふれた方、未知なる冒険に興味のある方を絶賛お待ちしております。

  • この記事を書いた人

Pさん

Verykabu.jpを運営しています。伝統と革新の融合を軸に日々活動しております。本ブログサイトでは、仕事のことから個人的なこともまでざっくばらんに発信しております。ぜひお楽しみください。

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