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ドナルド・トランプ次期米大統領が発行したミームコイン「$TRUMP」

1月18日(土)、ドナルド・トランプ次期米大統領が自身の名を冠したミームコイン「$TRUMP」をソラナ(Solana)ブロックチェーン上で発行したニュースが、暗号資産業界と市場に大きな衝撃を与えました。あまりの速さに正確に把握することは困難ですが、このトークン発行の背景やその後の市場の反応を、以下に時系列でまとめます。

2025年1月18日(土)

(午前)

Truth Socialで発表

トランプ氏は自身が所有するSNSプラットフォーム「Truth Social」で、「$TRUMP」トークンの発行を発表しました。この発表は、彼の支持者と暗号資産業界に衝撃を与えました。

ハッキング疑惑

一部のトレーダーや投資家の間では、アカウントがハッキングされた可能性があるとの懸念が広がりました。しかし、トランプ氏の投稿履歴や公式性の高さから、最終的に正当な発表であると判断されました。

(午後)

価格が急騰

「$TRUMP」トークンは発表から数時間以内に価格が急騰し、一時的に20倍以上の上昇を記録しました。暗号資産市場では瞬く間に注目の的となり、多くのトレーダーが取引に参加しました。

午前11時44分:X(旧Twitter)で正式発表

トランプ氏は自身のX(旧Twitter)アカウントでも「$TRUMP」トークンの発行を正式に発表し、その信頼性がさらに高まりました。この発表により、トークンの取引量はさらに増加しました。

初期購入者の利益が判明

オンチェーンデータによると、初期の購入者の中には数千万ドルの含み益を得たケースが報告されました。これにより、$TRUMPトークンの注目度はさらに上昇しました。

(以下投稿の翻訳)購入者はわずか 4 時間で 110 万ドルを 7,000 万ドルに増やしました。すごいですね! このトレーダーは 135 万$TRUMPを 365 万ドルで売却し、まだ 462 万$TRUMP (6,750 万ドル) を保有しており、総利益は 7,000 万ドルを超えています。

時価総額が20億ドルに到達

「$TRUMP」トークンの時価総額は約20億ドルに達し、24時間の取引高は30億ドルを超えました。この驚異的な成長は、ミームコイン市場における新たなブームを象徴しています。

TRUMPトークンの特徴と設計

  • 発行基盤:Solanaチェーンを採用。
  • 保有構造:トランプ氏の関連会社であるCIC Digital LLCとFight Fight Fight LLCがトークンの80%を共同で保有。
  • ロックアップ期間:これらのトークンは、3年間にわたって段階的に解除されるスケジュールとなっています。
  • 理念公式サイトでは、「$TRUMP」トークンは投資機会や証券ではなく、トランプ氏の理念や信念を支持・表現する手段として位置づけられています。

市場への影響と今後の展望

このトークン発行は、トランプ氏が暗号資産市場に積極的な姿勢を示していることを反映しており、今後の市場動向にも影響を与える可能性があります。一方で、トークン価格の急激な変動や市場全体への影響を注視する必要があります。

また、トークンの透明性やユースケースが今後どのように発展するかによって、「$TRUMP」トークンの評価も変わるでしょう。

この記事を書いている1月19日(日)朝5時の段階で、Binanceなどを始め多くの取引所に上場されており、時価総額はすでに7000億円以上となっています。

まとめ

「$TRUMP」トークンは、暗号資産市場に新たなトレンドをもたらしました。その急成長は市場の関心を集め、ミームコインの可能性を再び浮き彫りにしています。トランプ氏の大統領就任式の予定は2025年1月21日火曜日 2:00に控えており、今後の動向に注目が集まります。

ただし、非常に高いボラティリティ(価格変動)が予想されるため、購入は十分リスクを考慮した上で行うようにしましょう。

  • この記事を書いた人

Daichi

大学で働きながらディープテックスタートアップ、web3.0などに関する情報を中心に発信をしています。

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